中和法=さっぱり=乾燥?
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中和法はさっぱり洗えます!って私が説明したのもあって、
中和法=さっぱり=乾燥
と一部の方には思わせてしまったようです。
中和法の石鹸=乾燥、カサカサ
ではないのです。
鹸化で石鹸を作る時、ディスカウント(油脂過剰)をするので
オイルが石鹸に残り、石鹸の洗浄力を少し弱める(&保湿)というのが正しい表現になります。
ご家庭では、何か事故があってはならないという狙いもあると思います。
石鹸に含まれる油脂、未反応の脂肪酸があることで、
✔︎油分がまだ少し残っている感じがしてさっぱりしない(男性に多めの意見)
✔︎水道水のミネラルと反応して石鹸カスができる
✔︎お皿洗いしててもなんか残っている
などを感じてしまうのですが
中和法は基本100%石鹸になっているので油脂や脂肪酸がほぼ残っていない
→洗い上がりがさっぱりする=洗浄力高い、という図式になるのですが
洗浄力の本質は “中和石鹸か、鹸化石鹸か“で決まるわけではなくって
“脂肪酸“で決まるんのす。
<洗浄力>
←強い ラウリン酸 ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸 →弱い
なので、気になるようであれば、脂肪酸の構成を変えるのも良しです。
石鹸でも、しっかり洗浄するソープを作りたい時は
ココナッツオイル多めとかにするといいだろうし(鹸化率高め設定)
洗浄力控えめで泡立ち良くするにはパルミチン酸を多めにするといいですよね
ステアリン酸はむしろ乳化に近い方向になってしまうかな
最後に、鹸化率100%のオイル鹸化石鹸というのは
すなわち、中和法でできた石鹸と全く同じ石鹸になるんです!
(中和法はグリセリンは発生しないので、自分で加える必要ありますが)
鹸化石鹸ラバーズにも、中和法ってどんなものか、
熟成のいらない石鹸がどんな物なのか、
石鹸ができる瞬間を見れる中和法もぜひ知ってもらいたいです☺️