防腐剤が必要なとき、不要なとき
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こんにちは!気がつけば一週間ですね
手作りでコスメや石鹸を作る方なら、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
防腐剤入れたくないって思う人が多いのですが、
かといって、毎日作るわけにはいきません。(料理でも嫌なのに!)
綺麗になるために腐った化粧品をお肌に塗るなんて本末転倒です
防腐は私の得意分野の一つなんですけど(そんな沢山あるの?)
かび、菌の基本特性から話しますと
食べ物と同じで、水分が少ないとカビや菌が生えにくいです。
カビの成長には、温度、湿度、栄養状態などが大きく関係します。
(湿気大好き、30〜37度くらいが心地良いらしい)
そして、特に市販の化粧品については
作ってから開封までの時間の防腐だけでなく
開封後、繰り返し容器を開けたり触ったりするものにはさらに
注意が必要なのです(実はこちらの方が重要)
手作りコスメだと、すぐ使い切りましょうね、とか
冷蔵庫保存しましょうね、と言われることが多いでしょう。
コラーゲン、ヒアルロン酸など、お肌にいい成分を入れると
カビや菌にとっても栄養源になるので腐りやすくなります
防腐の話は複数回の連載になりそうなので、今日は
<防腐剤が必要なとき、不要なとき>にテーマを絞ります。
不要なときは、簡単には以下3つ
①水分が少ないもの
極端に水分の少ないもの、例えばモンビジューのレッスンでしているシャンプーバー
これは水分が少ないので防腐が必要ありません。固形石鹸もそうです。
②アルカリ性のもの
固形石鹸もそうですね。リキッドソープの場合は防腐したいところです。
鹸化で作った場合は特にpHが低めなので、濃度にもよりますが防腐は必要です
モンビジューでレッスンしている中和法のリキッドソープはpHがもう少し高いので結構持ちます。
③オイル
油分の好きな菌も稀にいるようですが、基本オイルの中では生きていけません
オイルに防腐剤を・・・とご相談に来られる方もいますが
オイルで気になるのは酸化です。抗酸化剤を入れましょう
ただ、大前提として
早く使い切るのと、おかしいと感じた時は使用をやめましょう
防腐のことを話し出すと、1日では語り尽くせないです。
長くなってきたので、次回にまた書きたいと思います!
ありがとうございました(^^)ノ